住之江競輪場(大阪府)
1948(昭23)年〜1964(昭39)年

大阪府が運営管理を行っている住之江公園がある

日本で初めて競輪開催が行われた
小倉競輪場に次ぎ
1948(昭23)年:戦後復興を兼ね関西地区で初めての競輪がこの地で開催された
開設初日から連勝式車券を最初に導入し(
小倉競輪場は当時単勝式・複勝式のみ発売)
大阪住之江競輪場は関西地区の中でも扱いの大きい競輪場となっていった

同競輪場は開場まもない頃から大盛況となり
翌、1949年6月:全国規模の大会、全国争覇競輪(現:日本選手権競輪)も行われた


その後、隣接して
住之江競艇場が開設された
最初は競輪に全くかなわなかった競艇だったが徐々に人気を分け
一時期は
競艇と競輪が“共存”する時代が続いた


開催時に近隣道路が慢性的に渋滞する等、周辺住民の苦情も上がりだし
潤沢な財政資金があった当時の大阪府は
戦後復興処理も10年が経過していたことから公営競技にこれといって頼ることもなく

1959(昭34)年:
住之江競輪場を移築する方向で廃止の方向を示した
但し従業員の補償金を捻出する為、
2年間は補償開催をする事になった



<昭和37年度・八尾市主催・連勝単式車券>


1964(昭39)年:主催者の
大阪府大阪住之江競輪場廃止では無く休止を決定し
移転先も見つけぬまま、完全に
閉鎖した


その後、跡地は公園として整備される



大阪府大阪市住之江区